【2017年度の横須賀市のお金の使い道の気になるところを探してみよう】

加藤裕介です。今朝(15日)駅立ちで、公立高校の受験に出発する中学生たちにたくさん会いました。

あの頃の未来に、僕らは立っているのかなぁ…とヨゾラノムコウを眺めながら、懐かしい気持ちになったのは秘密です。

さて、横須賀市は2月13日に、平成29年度(2017年度)当初予算案を発表しました。簡単に言うと、

「2017年度、横須賀市は、これだけお金を使って、これをやる予定です」と発表したということです。来年度一年間の横須賀市がどうなるのかが詰まった、一番重要なものです。

【横須賀市予算案、一般会計1457億円に微減 子育て・教育重点】(産経ニュース、2017年2月14日)

さて、この「一般会計」という四字熟語(?)ですでにわからん、ってかんじだと思いますが、

「一般会計」とは・・・横須賀市の使うお金の中で、建物をなおしたり、市役所で働いていろんな手続きやってくれる人を雇ったり、子どもがお医者さんにかかる費用を負担したり、市民の安全を火事などから守ったり、そういう、「市役所がやってそうなイメージ」なことにかかるお金だと思ってください。

この、「一般会計」がいくらなのか、というのが毎年2月にこーやって注目を浴びるわけですが、2017年度の一般会計、いくらにする予定なのかというと、1,456億9,000万円だそうです。

金額が大きすぎて、1本68円のイオンのにんじんを買うかどうかで悩む我々にはイメージがつきにくいとおもうんですが、去年と比べると、8億2,000万円減っています。

減った理由は、「得られるお金が減ったから」と、「使うお金を減らすことができたから」の両方があるんですが、あまり自由にお金をじゃぶじゃぶ使えない中で、横須賀を良くするためにはどこにお金をかけなければならないのか、悩んだ末の結論だと思います。…信じます。…でもちゃんとチェックします。にんげんだもの

 

で、今日(2月15日)、横須賀市のwebサイトに、平成29年度予算の資料がどどどっとアップロードされていました。

で、ようやく本題の「【2017年度の横須賀市のお金の使い道の気になるところを探してみよう】」に入るわけですが。あくまでも、現段階では「気になるところ」であって、「ここが問題だ!」とか、「もっと増額しろ!」なんていうつもりで書いているわけではありません。問題なのかどうなのかは、もっと詳しく調べないとわからないことです。「なんか、眺めていて、気になる」というのを共有する記事です。

それでは、横須賀市「平成29年度(2017年度)予算の概要」をみていきましょう。

今回、おもに見ていくのは、20ページ目からでてくる「重点課題への主な取り組み」というところです。横須賀市が、2017年度はここやりますよ、という本気度が、具体的に使うお金の金額となってあらわれる場所です。

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ふむふむ。久里浜港、たしかにようやく完成しました感はあっても、船がたくさん来ている感じはまだしないですからね。それに、三浦半島は、半島ですから、東京からきたら行き止まりな感じしますけれども、海を見渡せば、そこは東京湾の玄関であり、太平洋への出発地であるわけです。7,684万5千円で、どんなことをやろうとしているか、今後調べてみたいです。

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確かに、横須賀の商店街の中には、商店がまばらにあるだけで、もはや商店「街」なのかどうなのかって場所はありますから、盛り上げる必要はありますね。防犯の意味でも、灯りはちゃんとともしておきたいですよね。ただ、「新たな顧客」って誰をイメージしているのかはとっても気になりますけどね。はい。

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「小学校低学年授業アドバイザー」って、すんごいマイルドに書いてありますけれど、要するに、「先生を教えるための先生」です。いま、横須賀の小中学校の先生の年齢構成はとてもいびつで、経験5年未満の先生が半数(※1)なのだそうです。「小学校2年生を担任する経験年数の少ない小学校教員の指導力向上を図るため」って、かなり踏み込んで対策をせねばならないほど、なわけです。

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2016年、横須賀でもっともアツいキーワードは「中学校、給食になるってよ」でした(加藤調べ)。2017年度は、「どうやって実施するか、引き続き考えますよ」という段階なので、中学校で給食が食べられるようになるのはまだ先の話ですね。

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ボソッ(浦賀の駅前もさ…やろうよ…)

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定員99人増、ということは何人保育士さんを雇う必要があるんだろう?そしてどうやって雇うんだろう?というかその前にいま働いている保育士さんの働く環境って、どんな感じなんだろう?62億円と金額は大きいですが、これは「認定こども園の設置」も含むから、どの項目にどれだけお金がつかわれるのかはもっと詳しく見ないとわからないですね。

・・・とあげればまだまだ出てくるんですがこんな感じで、みなさんもぜひごらんになって、つっこみを入れてみてほしいです。

来年度一年間の、横須賀のうごかしかたを決める「予算」なので、おもしろいですよ~

(※1)「所報 第77号 平成27年度」(横須賀市教育研究所、2015年度、9ページ)

2 thoughts on “【2017年度の横須賀市のお金の使い道の気になるところを探してみよう】

  1. 山本光子

    斯様に予算・決算を吟味する政治家こそを我ら市民・国民は待っています!!今回の東京都の財政の、豊洲市場やオリンピック予算の膨張さに都民は、ただ呆れ果てています。都民が選ぶ知事や都議会の眼を通しての此のザマです。都税を納めている都民として、都庁と都知事・と議会があまりにも杜撰であることに!!唖然とするやら、怒りを憶えます。主権在民であることを忘れて、分かっているけれど、そういう習慣だからと惰性になってルーズな政治行政が続いています。国会も同じこと。役人の横からの囁きが無ければ、全く答弁も出来ない防衛大臣や法務大臣の存在を、我ら国民は声高に諫めなければなりません。国民の自己犠牲の精神におもねる政治家は不要。全く無用の長物、働きの無い人間でしかない。                       加藤さんの様な政治家を待っていました。横須賀の皆さまの善き判断に全てがかかっています。立候補の前から、来年度の予算まで考察して下さる方!!そして、発表して下さる方を私は初めて知りました。都民で投票が出来ないのは心苦しいことです。

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  2. 山本光子

    国民が、主権在民であることを心に強く思わなければ、我らが税金を納めても、知事・市長・議員は自分らの旅行費・優興費・社交代に消えて行くのは全く理不尽なことです。

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