前回のブログ、雪の降る1月22日のエントリーで紹介した、横須賀市 立地適正化計画 地区別意見交換会(浦賀地区) の報告です。
■立地適正化計画とは?
市町村が、コンパクトなまちづくりを推進するための計画です。2014(平成26)年に法律(※1)がかわって、市町村がこの計画を作れるようになりました。そして、横須賀市でも、進む少子化・超高齢化に対応するまちをつくるため、この計画づくりに2016(平成28)年度から取り組んでいます。
■何のため?
生活に必要な施設(医療・福祉施設、商業施設等)と、住んでいるところがバラバラだと不便です。人口が減れば、必要な施設も成り立たなくなるかもしれません。なので、コンパクトに、ある程度まとめましょうという目的です。
■どういうまちになるの?
細かな説明はきりがないので横須賀市のwebサイトにゆずるとして、とにかくかいつまんで説明するならば、
「生活に必要で拠点となる施設を決めて、その周りに集まってきてもらおう」という説明がなされました。そして今回の浦賀地区の説明で示された現在の素案が、こちらの図です↓
なお、上に添付した地図は当日配布資料の一部です。資料は浦賀行政センターでもらえます(在庫無ければおっしゃっていただければ届けます)。
■聞いてみて感じたこと
何かが、大幅に変わるというような印象は受けませんでした。添付した地図をみても、いまある施設が示され、「その周りにみなさん集まってきてください」と言っているだけです。
浦賀ドッグ跡地を含む、浦賀の再整備の大きな計画がいま浦賀には3つ(※2)あり、民間事業者のものですが西浦賀のマリーナ横には未開発の土地(事業者による計画はある)もあるので、それら計画の今後に関連して、立地適正化計画の意味も変わってくるよなぁ、という印象です。
※1 都市再生特別措置法の改正。詳しい背景は国土交通省のサイト参照。http://www.mlit.go.jp/en/toshi/city_plan/compactcity_network.html
※2 3つの計画とは、
- 浦賀国際文化村構想(平成3年3月策定)
- 浦賀港周辺地区再整備計画(平成15年4月)
- 浦賀港周辺地区再整備・事業化プラン(平成15年6月)