【学校統廃合を視野に入れた議論が始まりました】

学校施設の見直しが、本市の公共施設全体の見直しにおいてとても重要であることは、代表質問で私が問うた点でした。

 私たち会派からの代表質問の際、市長自身から、「児童生徒数がピークだったころから面積がほとんど変わっていない」と課題認識がきちんと示され、続く委員会審査では、学校施設の将来像を考える上での個別計画である教育環境整備計画が示され、いよいよ学校施設の見直しの基礎が見えたのが、今年度スタート地点でした。

 そしていよいよ、学校施設の見直しに向けた議論が具体的に始まり、教育環境整備計画に示された2022年度-2025年度に取り組む2地域のうちの一つである走水・馬堀地域の議論が、本日始まりました。「走水・馬堀小中学校教育環境整備検討協議会」という会議体です。

この「走水・馬堀地域小中学校教育環境整備検討協議会」というのは、「横須賀市立小中学校適正配置審議会」が意見を聞くための「地域別協議会」という位置づけがなされています。つまり、学校統廃合をふくむ、教育環境の整備は、市域全体を見渡して行わなければならないものの、各地域の事情は丁寧に伺わねば将来像は描けませんから、こうして対象となる地域に個別に会議体ができあがり、そこでの議論が審議会へと反映され、審議会は最終的に市教育委員会に答えを手渡すこととなります。

■市教委も本気で向き合っている

主担当課は教育政策課ですが、本日の協議会には、教育総務部長・学校教育部長、教職員課長、学校管理課長、教育指導課長、支援教育課長、そして担当課の職員が出席されており、市教委の真剣さがうかがえました。

地域に暮らす中で、卒業した学校や、身近な学校に対する強い愛着を持っているかたはとても多いです。一方で、現在学校に通う児童生徒にとっては、児童生徒自身の将来のため、いかに必要な学びを学校で得られるかが重要です。

教育環境整備、とは、単なる施設統廃合ではない学校の在り方そのものの見直しを含めた議論であることが、今日の協議会を傍聴していても伝わってきました。

次回の会議は7月19日の予定だそうです。次回もまた、傍聴に伺うつもりです。