【外国人との共生】

■外国人との共生

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インターン生のりんなが、「外国人との共生に関する取り組みについて考えたい!」と東京に出向き、日本に住むウズベキスタン人3名にインタビューしてきました。インタビューの内容は、りんなからの報告ブログ(近日公開)に譲るとして、私も大変参考になる時間でした。

2019年4月にスタートした新たな在留資格(いわゆる技能実習制度)の創設をめぐり、「外国人との共生」は注目を集めました。老後2,000万円の話と参院選を経て、報道はどこかへいってしまった感が否めませんが、「開発途上地域等の経済発展を担う『人づくり』に協力するという制度趣旨」[1]は、国際社会における日本の役割として重要です。

横須賀市には中央アジアにルーツのある外国人は少ない[2]ものの、「仕事」と「住まい」と「安全」が整えば、日本での仕事や経験を求めるかたはすぐにでも来たいのだろう…という熱意と可能性を感じました。一方で、外国人との共生について、「人手不足だから働き手を確保しよう」という文脈ばかり先行するきらいがあることに、少しの懸念をおぼえます。本市にも、本市経済を支えてくれる外国人は大勢いますが、「仕事」のためだけに本市にいるわけではありません。

 

余談ですが、今回のインタビューで、3名とも「日本楽しい!」「仕事で高みを目指す!」とほぼ前向きだったものの、行政サービスについてだけは「外国人に冷たい」と酷評でした(※本市在住ではありません)。

 

[1] 「技能実習制度について(令和元年7月4日一部改正 技能実習法・主務省令等の周知資料)」厚生労働省、2019年 https://www.mhlw.go.jp/content/000525604.pdf

[2] 本市在住外国人総数5,668人の内訳をみると、多い順に、フィリピン(1,496名、総数の26.4%)、朝鮮・韓国(865名、15.3%)、中国(730名、12.9%)までで総数の半分を占めます。数字はいずれも平成30年度横須賀市統計書より。

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