【総合計画でどこまでコロナを意識するか】(2020年7月21日)

 チラシvol.19でお伝えした通り、市の最も基本となる計画(総合計画)が、2022年度から新しいものになります。私はこの新しい計画づくりに当たって、議会側から様々な検討や提案を加える組織である基本構想・基本計画策定特別委員会の委員をしています。

 横須賀市の総合計画は現在3層ですが、これを2層(基本構想・基本計画8年間と、実施計画4年間)にします。長期計画である基本構想・基本計画の策定には、多大な労力と時間を必要としますので、計画期間開始のかなり前から議論を始めるのが通例です。特に、今回は、市の素案が全くない状態で特別委の議論を始めています。素案ができてしまった状態で議論し始めても、どうしてもその素案の内容に議論がひっぱられてしまい、幅の広い議論がしにくくなるためです。

■現在までの流れ

●2020年

5月14日 第1回特別委:委員長・副委員長などを決める。

6月19日 第2回特別委:市側から策定に当たっての考え方などを示す諸資料が提示される。

7月3日 策定支援に入るコンサル(株式会社日本総合研究所)が、策定に当たっての考え方などを特別委向けに説明する機会が設けられる。

7月9日 各会派・議員が、策定に当たって市側に提示する意見提案資料の素案を提出する。(なお、私の所属するよこすか未来会議から提出した素案はこのような感じです。)

7月21日 特別委の委員が集まって、意見交換を行う(※正式な委員会開会日ではないので、あくまでも意見交換) ←いまココ

今後、出し合った意見をもとに、特別委として市側に正式に提案をすることとなります。(次回第3回特別委は2020年7月30日の予定です)

■コロナ的視点、どこまで盛り込む?

 巷では「afterコロナ」「withコロナ」などなど、新型コロナウイルス感染症の拡大によってすっかり様変わりした社会のありかたについて、様々な名前がついています。本市の総合計画策定についても、新型コロナウイルス感染症が社会にもたらす影響は計り知れないわけですが、果たしてどこまで「コロナ的視点」を盛り込むのか?というところが、様々意見が分かれるところと私は思っています。

 私は(そして私たちの会派は)、感染症流行で否応なくすっかり変わってしまう部分・変えねばならない部分・変わらない部分・変えてはいけない部分を、丁寧に切り分けながら、市民と対話しつつ作り上げることが大事だと思っていて、少し具体的に言うならば、いくら感染症対策が必要な中であろうとも、計画策定に当たって市民参加の機会は絶対に無くしてほしくないですし(方法はいろいろあるはずです)、またこれまで積み上げてきた分野別計画策定における議論の経過にも、感染症流行の中でも不変の要素がたくさん詰まっていますからそれを参考に総合計画はつくりあげてほしいと思うわけです。

■ご意見をいただきたいです!

 市の長期的展望を議論するこの機会、私は2期目当選後から心待ちにしていました。ぜひ、色々なご意見を伺わせてください。

 また、現在私は32歳なので、総合計画策定に際し議会側から関与する人の年齢としては、おそらく横須賀市議会史上かなり若い部類に入るのではと思っています。私が特別委に参加できたことで、市の方針決定に若者がもっと参画することの後押しになれれば・・・とも願っています。